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松山市のファイナンシャル
プランナーが語る
経済活動への参加とは
お金の動くところに居るということ
経済活動に参加する方法としては、一般的に3つのことで参加できると言われています。共通することは、ある物事を提供することで、別の物事の恩恵を受けるということです。
それぞれについて見ていきましょう。
まず1つ目は労働者として、働き・労働力を提供することで、その対価として賃金を受け取ります。2つ目は消費者としてモノやサービスの提供を受け、その対価としてお金を支払います。日本人の多くは、この2つには参加しています。
そして3つ目が投資家としても参加することです。それぞれの企業のオーナーになるために株式を購入するためのお金を提供して、その企業が利益を出せば、配当金・優待、株価上昇による資産価値上昇という恩恵を受けることができます。
この投資を取り入れて投資家として参加することで、経済の循環にそれぞれの立場で参加することでき、より多くの恩恵を上手に受けることができます。
まずはお金の動きのイメージを持つことが大切
経済活動に参加する上で大事な要素は、この経済循環によるお金の動きのイメージを持つことです。お金が動くところで収益は発生します。そこには、消費税・贈与税・相続税・所得税(譲渡所得・利子所得・配当所得・一時所得・雑所得)などの多くの税金が関係してきます。
大事なのは、自分が提供するものと、受けられる恩恵の受け方やそのバランスを確認し、それにより税金や社会保険料の負担などの手取りに影響が出てくる項目を意識したプランニングをおこないます。この点は最重要な要素として個別相談の機会にはお伝えしています。
実行することで得られる「経験値」という資産
私たちは、日本の金融教育が乏しい影響から、投資家として視点を持ちにくい、投資をしている人でも意識していない人でも結構いらっしゃる。
経済活動に参加を続けることで収益が得られるわけですからできるだけ早く、投資家としての視点と捉え方の軸をつくっておくということです。
そして何より、これにより怖さ恐怖心が和らぎ、結果、実行力が上がります。実行しないと何も実益はありません。
実益とは、お金の損益だけでなく、本気の学びによる知識や、実行することで得られる経験値という資産がふえ、その結果、失敗しにくい(損失を減らしながら、確実に利益を取っていく)可能性を上げていくことが出来ます。
そうしておくことで、育児期間や親の介護に携わる期間、ご自身の健康上の問題、今回のコロナ禍のような社会の動向、そして老後といった、だれにでもあり得るどうにもならない理由で、労働という方法で、お金を生み出す参加ができなくなくなった時に、投資という、参加から得られる恩恵によって、育児・介護・病気・社会の変化による給与などの収入減や老齢年金の減少、消費増税など負担増に対しても、少しでも生活の豊かさを維持できることに繋がるからです。
私自身も、皆さんのお役に立てるように、学びを深め、経験値を上げ、それらを皆さんに還元していくことで、共に歩んでいくご縁や関係性を築いていくことに尽力してまいります。