松山市のファイナンシャル
プランナーが語る
家計簿をつけるメリット
みなさんは家計簿をつけていますか?
家計簿をつけるメリットとして、家計の現状把握とともに、これからの人生においての優先事項や優先順位が意識できる点があります。
では家計簿をつける手順としては、まず優先事項・順位の高いものから書いていき、残りのお金でどうやりくりするかを考える。
今自由に使えるお金が多ければいいでしょうが、その中から将来のための仕送りがどのくらいできているかを確認する。これが家計簿をつける本当のメリットだと思います。
2つの目を持つ
また、お金を有効活用するためには、「2つ目の目を持つ」ことが大切だと言われています。
まず『鳥の目』で人生のお金の全体像を確認し、『魚の目』でお金の流れを意識する。
たとえば、出産や住宅購入後から10~15年間は、児童手当や住宅ローン控除の恩恵があり実はお金の活かし時‥
お金のゴールデンタイムにあたります。その後教育資金や住宅のメンテナンスなどで支出が増える‥お金の忍び時になります。
そして60歳からの退職や再雇用による収入減 、75歳ころから病気・介護のリスクが高まります。
大切なのは、今は蓄え時か使い時か忍び時かの意識を持って有効なお金の置き場所の選択ができるかです。
そのためにライフイベントごとの目標を明確にし、いくらぐらいをいつまでに準備するのが得策なのかを確認し、
それを逆算して今からできる手を打つことがお金を有効活用する近道なのです。
将来の見通しを立ててみましょう
これから結婚・出産・住宅購入・子供の進学などさまざまなライフイベントを控えている方は行動を起こすのをためらう場合もあるでしょう。
しかし老後や病気介護の備えはご夫婦でもおひとりさまでも男性女性にかかわらず必要になってきます。
結婚して出産して落ち着いたらゆっくり考えようという方、おそらく結婚出産するとますます忙しくなっていきます。
まずは自分自身で見通しを立て打つことができる手は打つ、これからの時代は自分の人生は自分自身でまもるという主体性が何より必要になってくるのでしょう。