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松山市のファイナンシャル
プランナーが語る
すべての卵を1つのかごにもるな!!の続き
すべての卵を1つのかごにもるな。
これは、投資をおこなう上でのリスク対策として代表的な『分散投資』についての例えとして
有名なイギリスの投資の格言です。
すべての卵を1つのかごにもるなのイメージ
1枚目の図のように、大切なものを1つの場所に固めておいて、何か問題が発生するとすべてを失う。
それを2枚目の図のように分けておけば、一部の損失で済むという、一つの場所に大切なものをまとめておく危険性を表したものです。
日本だけではなく、外国も含めた投資をおこなうこと。
(日本・外国)株式や(日本・外国)債券などの場所の分散や、日本円や米ドルなどの通貨の分散などのバランスを意識することが、リスクを抑えるコツになるというものです。
すべての卵を1つのカゴにもるなには、実は続きがあります‥
すべてを1か所にまとめておくと、何かあった時全部失うリスクがあるので分けておきましょうとお伝えしました。
ただし、この場合でも6個は残るが3個の卵は失ってしまうんですよね。
このように分散はしたけど、損をした経験があるので投資はもういいという方もいらっしゃるでしょうし、損をする場面は投資をする上で、完全に避けるのは難しいでしょう。
ただ本当に投資をおこなう上で大事なのはここから先です。
結論から申し上げると、投資をおこなう上で一番大事な要素は、投資を続けていけるかどうかです。
今回の例ですと、残った6個の卵がどうなるかという視点を持てるかどうか。
残った6個の卵が成長してニワトリになり、そのニワトリが卵を産んで…と、時間をかけていきながら途中でまた割れる卵があったとしても、スタート時から比べると、だんだんと卵がふえていく。
このようなイメージを持って投資ができるかどうかなんですね。
投資とは成長に期待してするものですから、一喜一憂してするものではなく、多少のリスクを取りながらも、時間をかけて長い目で育てていく。人はどうしても失ったものに目が行きがちですが、すべてを失ったわけではありません。ですから残ったものをどう活かしていくか。このような視点を持てるかどうかが、
投資を続けられる一番のコツだと思います。